2017年11月15日、僕はこんなことを書いていました。
これは僕が当時つけていた日記の最初の1ページです。
「伝えたいことを伝えられる人間…」
僕が俳優になることを決意した理由です。
学生の頃から自分で考えて行動するタイプでやりたい事がはっきりしていたので普段から一人でいる事が多かったような気がします。
大学2年終了時点で卒業単位は満たしていました。3年次は教職課程必修科目と実習系の授業のみ。4年次は卒業論文を書くのみだったので、この頃から本格的に俳優としての活動をスタートしました。大学に通う時間を全て撮影現場で勉強する時間に注ぎ込みました。
自分が選んだ道をひたすらに進む毎日で時々周りが見えなくなってしまい周りの人間と衝突することもありました。
お互い悪気があるわけではないのに、考えていることや思っていることをしっかりと理解し合えなくて、傷つけ合ってしまう。。。
伝えたいことをしっかりと伝える事ができず、自分が思っている方向と真逆の方向に人間関係が進んでいってしまう。。。
「ああ、自分は伝える事が下手なんだ。。。」
そんな事で悩んでいる時に俳優という仕事と出会いました。
最初はちょっとした興味から、でも気づいた時にはその魅力に引き込まれていました。
「人気者」になりたい?
否。
僕は「伝えたいことを伝えられる人間」になりたい。
俳優は「伝える」ことが仕事。そのことに気づいた時、僕は俳優になることを決意しました。
あれからもう3年の月日が経ちました。
今僕はこうしてブログを書いています。
きっと書かなくても、誰も困らないのだろうけど、書こうと思います。
俳優という職業ほど不安定な仕事はありません。仕事を取れなければお金はもらえないし、保障もありません。未知のウイルスの前では何一つ抵抗することもできません。
でもせめて自分が選んだ俳優という仕事には誇りを持って生きていきたいと思っています。
こうして皆さんに「伝える」ことで、他にどんなことをしていようと僕は俳優でいられる気がします。
最後にこんな言葉を一つ皆さんとシェアしたいと思います。
「何をするにしても自分のすることを愛せ。子どもの頃、映写室を愛したように」
これは映画『ニュー・シネマパラダイス』に登場するアルフレードの言葉で、映画監督になるためにローマへと旅立つ主人公のトトにアルフレードが贈った言葉です。
気になる方はぜひ映画を観てみて下さい。僕のお気に入りの映画です。
今夜も最後まで読んで頂きありがとうございました。
それでは今夜はこの辺で。
また明日。
おしまい
相当に歳を取っても伝える事はいまも難しい…そして人生の折り返しを過ぎると私の場合は更に自分の中の怪物との戦いが待ってたんきっと一生そうかも、死ぬより恐ろしい生がこの先ありそうで。
あれ、こんな暗い事言ってる前に神谷くん、バックナンバーさんの瞬きて言う曲が好きて言うてたやん❓私の中で男性としての信用が爆発的に上がりました✨
ううん、困る(^^)。神谷君のブログが無いと私は寂しいです。
何かをちゃんと伝えようとする言葉や文章に会えば、それに何か返そうとして思いを巡らせたり、深く考えたりします。その時間は有意義なんです。
ノンバーバルの舞台では表情やパフォーマンスが全て。もちろんダンスや歌で伝わる事も沢山ありますが、ラジオは意外な面を知る貴重なツールでした。伝える事が下手なのではなくて、じっくり時間を掛けて内容や言葉を選んで行くタイプの人。その姿勢が神谷君ファンの心に届くんです。
だから文章の方がよりわかり易く、的確に伝わる。
俳優さんはそれを台詞の言い方や表情、動作などで伝える仕事ですもんね、すごい(o^^o)!KSBでは敵役の神谷君も好きでした。
読み手の感性も磨かれるブログ、これからもお願いします!