皆さん本日も一日お疲れ様でした。
いかがお過ごしでしょうか。
かなり久しぶりの更新になってしまいましたが、気が付けばもう11月末、今年もあと僅かです。
暖かい日が続いておりましたが、昨日今日は特に冷え込みましたね。
寒さが次第に深まってきてようやく秋?冬?を感じながらも、
頭の中では今も舞台「サイボーグ009」の音楽が響き、その余韻に浸っております。。。
改めまして、、、

舞台「サイボーグ009 -13番目の追跡者-」、無事大千穐楽を迎えることができました。
まずは全15公演を誰一人欠けることなく届け切れたことを本当に嬉しく思います。
日々温かいご声援、応援をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

今夜は貴重な経験と大切な思い出をブログに残していきたいと思います。
皆さん、舞台「サイボーグ009 -13番目の追跡者-」、お楽しみ頂けましたでしょうか。
自分が携わる作品でこんなにも強くこの舞台を観て頂きたい!と思ったのは、今回が初めてかもしれません。。。
石ノ森章太郎先生の不朽の名作「サイボーグ009」、改めて作品に込められた想いと平和への願いに触れて、僕自身もとても心を動かされる日々でした。
植木豪さんの演出、亀田真二郎さんの脚本、七海ひろきさんを中心とした素敵なキャスト、素晴らしいスタッフの皆様、こんなに素敵なカンパニーだからこそ形にすることができた最高のエンターテイメント作品だったと思います。
そんな素敵なカンパニーの一員になれたことを誇りに思いますし、本当に感謝の気持ちで一杯です。

今回も豪さんの演出には驚かされることばかりで、60年以上も前に描かれたこのサイボーグ009の世界を豪さん独自のギミックで再構築していく様子は、舞台芸術の素晴らしさを目の当たりにする瞬間の数々でした。

また、豪さんの想像する世界が新しく進化すればするほど、それを実現させることはより困難を極めるはずなのに、こうして形にすることができるのがこのカンパニーの素晴らしいところなんだと改めて感じました。
その一人として舞台に立つということは、プロフェッショナルな人たちの中で自分の役割を全うすることであり、厳しさ以上にやりがいが優っていく感覚を得られたことは僕にとって大きく成長できた点だと思っております。
皆さんの存在に助けられながらも怪我なく全力で最後までやり抜くことができたことを誇らしく思います。
何にも変え難い大切な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。
僕も大尊敬する豪さんのように常に新しいことを追い求め、挑戦し、磨き続けるそんな人間で在りたいと思います。

第二弾としての舞台「サイボーグ009」、心に残る印象的なシーンがたくさんありました。
原作を元に脚本の亀田さんが舞台として描かれたストーリー展開がとても秀逸で、ナンバーズの視点はもちろん、今作から登場した0012と0013がサイボーグとして生きる姿には何度も心を動かされました。


激しい戦いの裏に、確かな強いメッセージや平和への願いを感じる瞬間が幾つも散りばめられていて、セリフや言葉の一つ一つが心の奥まで届いて来ることを強く感じました。
キャストの皆さんの熱演はもちろん、物語にリズムやメロディを吹き込む楽曲の調和、臨場感を生み出す素晴らしい映像演出など、細部に渡ってカンパニーの力が結集した本当に素敵な舞台でした。


今作を通じて改めて、今も昔も大切なことは変わらないということを学ばせて頂きました。
些細なことで人は幸せにも孤独にもなる、日々進化と発展を続ける現代において、幸せの価値観も変化しているように思えますが、小さな一つのパンが笑顔と繋がりを生み出すように、僕も日常の小さな幸せや傍にいてくれる人たちとの繋がりをこの先も大切にしていこうと思いました。

主演の009 島村ジョー役の七海ひろきさん。
今回も本当にたくさんのことを学ばせて頂きました。
表でも裏でも七海さんが常に中心にいてくださったからこそ、このカンパニー、この作品が完成されたんだと思います。
一緒に過ごした時間、同じ舞台に立ち、この作品を届けられたことが僕にとって人生の宝物です。
それにしても「加速装置!」ってなんだかとても良い響きだなっていつも思ってました。
この特別な経験と時間に心から感謝しております。

最後にBG SOLDIERSの皆さん。
歩夢、創さんという新たなメンバーも加わり、今回も最強な皆さんと一緒にパフォーマンスさせて頂き、とても光栄でした。
前作に続き今作も激しいパフォーマンスで戦いの日々でしたが、それぞれの武器を掛け合わせたチームとして、BG SOLDIERSとしての使命を全うすることができたんじゃないかと思っております。
パフォーマンスにおける日々の鍛錬は自分との戦いで孤独な時間も多いですが、楽屋ではいつでも明るく賑やかな皆さん、そして舞台に立った時には異次元のスキルと熱量で、更に限界を超えてフルアウトする皆さん、そんな方々と一緒に過ごさせて頂いた時間は、身も心も磨かれ、何よりも充足感に溢れる幸せな時間でした。
誰よりもプロフェッショナルな皆さんに最大限のリスペクトと感謝を込めて、皆さんと怪我なく完走できたことを誇りに思います。
まだまだスキルも経験も未熟な自分ですが、また皆さんと同じステージに立てるようにこの先も己を磨き続けて参ります。
本当にありがとうございました!

稽古から千穐楽まで気が付けば本当にあっという間の日々でした。
公演を終えた今も、まだ余韻に浸っていて、また明日ステージがあるならまだまだ戦えるぞ、なんて一人で思っているところです。
千穐楽を迎えるということは嬉しい気持ちが半分と寂しい気持ちが半分、そんな感覚も随分久しぶりな気がしますが、今はとても達成感で満たされております。
客席を見渡せば、小さなお子様からお年寄りの方まで幅広い世代の方々がいらっしゃって、中にはそれぞれの「サイボーグ009」の思い出を振り返るようにご観劇してくださった方もいたのではないでしょうか。
昔も今も、そして未来でも「サイボーグ009」という作品が人々に愛される深い魅力に触れて、僕自身もとても楽しませて頂き、また一つ貴重で学びある舞台経験を積ませて頂く機会となりました。
世の中、平和と犠牲は常に隣り合わせのように存在しているのかもしれませんが、自分たちの選択や生き方次第で幸せは掴み取れるということを考えるきっかけにもなりましたし、何よりこの作品をたくさんの方々と共有できたことを嬉しく思います。
作品を通して感じたことや経験したことを胸に、この先も一歩一歩自分らしく進んでいく所存です。
皆様の日常が少しでも明るく穏やかな光に照らされますように、そしていつかこの世界の雨が止むことを心より願っております。
最後になりますが、日々公演を支えてくださった関係各所の皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
この先も「サイボーグ009」がたくさんの方々に愛される作品でありますように。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
また皆様とお会いできる日を心より楽しみにしております。
神谷亮太

おまけに、、、
せっかくなので思い出写真もたくさん載せておきます。
見逃し配信と合わせて、まだまだ舞台「サイボーグ009 -13番目の追跡者-」をぜひお楽しみください。
























以上!!!
良い写真がたくさん。。。
おしまい
















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